向き・不向きはあるの?
高収入を望む人やプライベートも充実させたい人にメリットの多い夜勤専従看護師ですが、適性がないのに条件だけを見て決めてしまうと後悔することになってしまいますよ。向き・不向きもしっかりおさえておきましょう。
責任感があり看護スキルに自信がある人
夜勤は日勤よりも看護師の数が少ないため、周囲とのつながりが希薄です。そのような中で迅速に対応するためには、自分の判断に自信を持って行動することが大切です。患者さんの急変に対応できるよう積極的に情報を収集し日ごろからよく観察しておくようにしましょう。「緊急時の対応は自分が引き受ける!」という強い責任感と看護スキルがある人なら夜勤専従看護師としてやっていくことができるでしょう。ですが、看護スキルに自信がない人にとっては責任が重く、プレッシャーを感じてしまうため、夜勤専従看護師はおすすめできません。人数の多い日勤で看護スキルと経験を積んでから夜勤専従看護師に転職した方がいいでしょう。
体力に自信がある人
ただでさえ看護師の仕事は激務だといわれていますが、夜勤はさらに看護師の数が少なくなるため日勤以上に体力を必要とします。また、夜勤は昼夜が逆転し、生活リズムが崩れやすく健康面に悪影響を及ぼしやすいため、夜勤専従看護師は夜勤に耐えられるだけの体力があるかどうかがポイント。体力に自信がない人は難しいでしょう。
スピーディーに仕事ができる人
夜勤は看護師の人数が少ないため、1人あたりが受け持つ仕事量は日勤よりも多くなります。限られた時間と人数で仕事を回すには、「どれだけ効率よくできるか」が重要です。業務を効率化してスピーディーに仕事をこなせる人は、夜勤の仕事に向いているでしょう。
プライベートを充実させたい人
夜勤専従看護師は勤務時間は長めですが、勤務日数は月に9~10回ほどと少なめ。働くのは1ヶ月のうち3分の1だけ、後は自由に過ごせるうえ、日中も空いているのでプライベートの時間を多く持つことができます。趣味の時間に費やしたり、スキルアップの時間に充てたりする人も多く、また日中の時間を自由に使えるので子どもと一緒に過ごす時間も持てます。
管理職を目指す人には不向き
病院で働く看護師の仕事は患者さんのケアだけではありません。院内の委員会や係の仕事などもありますが、日勤のスタッフが携わることがほとんどで、夜勤専従看護師は免除される傾向があります。また、病院の運営にかかわる業務の多くも日中に行われるため、将来的に管理職を目指すなら夜勤シフト専門の働き方は向いていません。日勤で働いた方が多くの経験を積めるでしょう。
「夜勤専従看護師」に興味がある人へ
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入院設備を備えている病院では必ず夜勤があります。病室の巡回や配薬、点滴の準備など体力を使わない仕事ばかりですが、日勤よりも看護師の人数が少ないため一定水準以上の看護スキルがなければ夜勤専従看護師として働くのは難しいかもしれませんね。
看護師に付きものの夜勤ですが家庭の事情や体力的な問題で敬遠する人も少なくありません。そこで注目を集めているのが夜勤シフトを専門として働く夜勤専従看護師。72時間ルールの制限を受けずに働けるので需要が高まっています。