最大の魅力は給与が高いこと
看護師の給与は各種手当が占める割合が多く、基本給は低めです。夜勤専従看護師の給与が高いのは夜間に勤務することで付く夜勤手当が多いからです。
雇用形態別の給与相場
夜勤専従看護師の給与相場を雇用形態別に見ていきましょう。まずは常勤で働く場合です。一般的に夜勤手当は勤務回数に応じて付くため、夜勤に入る回数が多いほど手当が付き収入がアップするんですね。そのため、日勤と夜勤の交代シフトで働く一般的な看護師の年収は約480万円なのに対し、月に9~10回夜勤に入る夜勤専従看護師の年収は約520万円、と勤務日数が少ないのにもかかわらず夜勤専従看護師の方が年収が高くなっています。
次に非常勤の給与相場も見ていきましょう。非常勤は働いた時間に応じて給与が支払われる時給制です。看護師の時給は他の職種よりも高めに設定されていますが、その中でも夜勤専従看護師は夜勤手当も含めてさらに高く設定されています!
勤務形態によっても異なる
2交代制なのか3交代制なのか、勤務形態によって拘束時間が異なるため給与も大きく異なります。医療機関によって多少の前後はありますが、夜勤1回あたりの平均を見てみると2交代制が3万500円、3交代制の準夜勤が1万8,000円、3交代制の深夜勤が2万3,000円ほどでした。勤務時間が短い3交代制の方が給与は低めですが、時給に換算すると2交代制と3交代制でそれほど違いはありません。
また、正看護師と准看護師、職種によっても多少の違いがあります。夜勤1回あたりの給与は、正看護師は3万1,340円、准看護師は2万9,900円です。実際の仕事内容に大きな違いはありませんが、看護基準などの関係で准看護師は正看護師に比べて給与が低めになっています。
有給休暇を取得した時
注意したいのは有給休暇を取得した時。夜勤専従看護師の給与は22時~5時まで働いた時に付く深夜割増し25%と夜勤の残業割増し50%で計算され、それに夜勤手当が付く形です。ですが、有給休暇は通常勤務の金額で計算されるため、割増し分や手当などは付きません。そのため、通常勤務よりも支払われる賃金が低くなってしまうんです。
夜勤専従看護師の給与事情を詳しく解説
夜勤専従看護師の給与事情について、雇用形態や勤務形態別に紹介してきました。日勤と夜勤のある看護師よりも夜勤専従看護師の方が収入が高くなることが分かりましたが、働き方によってはさらなる高収入を狙うこともできますよ。
- 【夜勤専従看護師の給料・収入について】
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入院設備を備えている病院では必ず夜勤があります。病室の巡回や配薬、点滴の準備など体力を使わない仕事ばかりですが、日勤よりも看護師の人数が少ないため一定水準以上の看護スキルがなければ夜勤専従看護師として働くのは難しいかもしれませんね。
看護師に付きものの夜勤ですが家庭の事情や体力的な問題で敬遠する人も少なくありません。そこで注目を集めているのが夜勤シフトを専門として働く夜勤専従看護師。72時間ルールの制限を受けずに働けるので需要が高まっています。