「夜勤専従看護師」ってどんな仕事?
「夜勤専従看護師」とは、夜勤シフトを専門として働く看護師のことです。夜勤専門と一口にいっても、勤務先の医療施設によって雇用形態や業務内容は違います。
夜勤を専門にして働く看護師のこと
夜勤シフトを専門に勤務する夜勤専従看護師。
夜勤は看護師にとって欠かせない業務のひとつです。しかし、体力的な問題や家庭の事情などで夜勤を敬遠する看護師も少なくありません。そのため病院内で夜勤のできる看護師が不足する、という問題が起こりました。この問題を解消するために、72時間ルールの制限を受けず、月に何度も夜勤ができる夜勤専従という働き方が求められるようになったのです。
雇用形態は通常の看護師と同じように、常勤、非常勤、パート、アルバイトと様々です。常勤としてボーナスを受け取っていようが、アルバイトで時給で働いていようが、夜勤を専門として働いている看護師はすべて「夜勤専従看護師」です。
夜勤専従看護師の働き方
医療機関によってシフト編成は異なりますが、ほとんどの医療機関では2交代制もしくは3交代制を採用しています。勤務時間は体制によって異なるので、まずはそれぞれのシフトの特徴から見ていきましょう。
「2交代制」は勤務時間を日勤と夜勤の2つに分けてシフトを割り振る体制のことです。医療機関によって多少の違いはありますが、一般的には「日勤は8:30~17:30」「夜勤は17:00~9:00」と分かれていることが多いようです。夜勤の方が拘束時間が長いんですが、日本看護協会では「16時間以上の勤務に対して2~3時間の休憩が望ましい」としているため、同程度の休憩時間を挟みながら勤務しています。
一方、「3交代制」は勤務時間を日勤と準夜勤、深夜勤の3つに分けてシフトを割り振る体制のことです。こちらも医療機関によって多少の違いはありますが、「日勤は8:00~16:30」「準夜勤は16:00~24:30」「深夜勤は24:00~8:30」と1日を8時間に3等分したシフトを採用しているところが多いようです。2交代制に比べると拘束時間は短くなりますが、準夜勤が終わる時間帯と深夜勤が始まる時間帯はバスや電車といった公共交通機関の運行はすでに終了しています。そのため、通勤方法によっては個人で勤務時間を調整する場合もあるようですね。
雇用形態は様々
夜勤といえば常勤で働く看護師が日勤と交互にシフトに入るイメージが強いかもしれません。ですが、アルバイトやパートの募集もあるんです。ただし、非常勤の場合は働いた回数に応じて給与が支給されるので、常勤のように各種手当や賞与が手厚いわけではありません。詳しく説明しているサイトを下記に紹介するので、気になった方はチェックしてみてくださいね!
- 【夜勤専従常勤で働く?夜勤専従非常勤で働く?二つの違いって?】
- 夜勤専従常勤と夜勤専従非常勤の違いについて詳しく解説しています。
「夜勤専従看護師」に興味がある人へ
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入院設備を備えている病院では必ず夜勤があります。病室の巡回や配薬、点滴の準備など体力を使わない仕事ばかりですが、日勤よりも看護師の人数が少ないため一定水準以上の看護スキルがなければ夜勤専従看護師として働くのは難しいかもしれませんね。
看護師に付きものの夜勤ですが家庭の事情や体力的な問題で敬遠する人も少なくありません。そこで注目を集めているのが夜勤シフトを専門として働く夜勤専従看護師。72時間ルールの制限を受けずに働けるので需要が高まっています。